グーグルがDapper Labsの提携を発表!NFTとブロックチェーンに必要なインフラを提供へ
NFTニュース公開日 : 2021年09月17日 | [更新日] 2024年10月01日
世界的な大企業のNFT事業進出が相次ぐ中、ついにグーグルもNFT市場への参入を表明しました。
グーグル社のクラウドサービスを管轄している「グーグルクラウド」は、カナダのスタートアップ企業であるDapper Labsとの提携を発表。
Dapper LabsはNFTゲームの火付け役となった「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」を開発した会社として有名です。
また「NBA Top Shot」というNFTマーケットプレイスもリリースしていて、累計売上高が6億8000万ドル(約745億円)に達しており、世界中でユーザーが増え続けています。
今、最も勢いのあるNFT企業とグーグルが手を組んだことで多くの注目が集まっています。
グーグルとDapper Labsの提携の中身
グーグルはDapper Labsに「複数年にわたって、Flowのスケールアップに必要なインフラ」を提供します。
Flowとは、次世代のゲームやアプリ、デジタル資産管理をサポートするために開発された新たなブロックチェーンです。
Dapper Labsで開発されている「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」や「NBA Top Shot」を含む50以上のNFTサービスにFlowが使われています。
今回の提携によって、2000以上の開発者が、より低いレイテンシーでFlowのノードに接続できるようになるとDapper LabsのCEOであるRoham Gegoharzlouは語っています。
グーグルとDapper Labsが提携する理由
グーグルは勢いのあるNFTスタートアップと連携することを皮切りに、ブロックチェーン技術が実現する「Web3.0」の中心的な存在になることを目論んでいます。
現在、アマゾンが提供するAWSは実にクラウド市場の3分の1のシェアを誇っており、巨大な存在です。
ですが今後訪れる分散型ネットワーク中心の「Web3.0」では、世界中のさまざまなコンピュータネットワークが利用されることになるため、情勢は変わってくるでしょう。
そこでグーグルはブロックチェーン開発において使いやすいインフラを提供している企業だというイメージを定着させるべく、勢いのあるDapper Labsと提携を発表しました。
Dapper Labsも自社のNFTサービスをさらにスケールアップしたいと考えており、両者の意向がマッチした形です。
グーグルとDapper Labsの提携によって、NFT市場はさらに拡大し多くの人々を魅了するものとなるはずです。
引き続きグーグルとDapper Labsの今後の動向に目が離せません。
参照:Fobus Japan “グーグルがDapper Labsと提携、NFTとブロックチェーンの拡大を支援“
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。