世界的オークションハウスがNFTマーケットプレイスを設立
NFTニュース公開日 : 2022年09月30日 | [更新日] 2024年10月01日
世界的に有名なオークションハウスのクリスティーズは、独自のNFTマーケットプレイスChristie’s 3.0を立ち上げ、イーサリアムネットワーク上でオークションをで実施できるようにしました。
256年の歴史を持つイギリスのオークション大手であり、美術品オークションの売上高では世界第2位でもあるクリスティーズは、次のように述べます。
「Christie’s 3.0の立ち上げにより、NFTオークションを最初から最後まで完全にETHネットワーク上で実施できるようになりました。販売後を含むすべての取引は、ブロックチェーンに自動的に記録されます」
これまでクリスティーズ主催のNFTオークションでは、落札者からの支払いは必ずしもブロックチェーン上で行われていませんでした。
しかし、クリスティーズのマーケットプレイスの誕生により、人気のマーケットプレイスOpenSeaのような形で取引が行われ、ETH単位での支払いが可能になります。
クリスティーズによると、この新しいマーケットプレイスは、NFTスマートコントラクト開発スタートアップのManifold、メタバース開発企業のSpatial、ブロックチェーン分析企業のChainalysisと共同で開発されたそうです。
Christie’s 3.0の発表と同時に、アーティストのダイアナ・シンクレアによる新マーケットプレイス専用のプロジェクトが公開されました。
クリスティーズは、過去にもBeepleのEverydaysなど、NFTオークションで大きな成功を収めています。
2021年3月にクリスティーズ専用に作成された「The First 5000 Days」が6930万ドルで落札され、史上最高額のNFTのひとつとなりました。
同社は2021年5月にも9枚のCryptoPunksのオークションを進行し、落札額は約1,700万ドルに上りました。
ライバルのオークションハウスであるサザビーズも同様に、Web3やNFTに関心を持ち、2021年10月に自社のメタバースを立ち上げ、高額なNFTの販売を記録しています。
参考:CoinTelegraph”Christie’s moves on-chain with NFT auction platform on Ethereum”
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