ロンドンで過去最高の4万件の仮想通貨広告が掲載 怪しいNFTプロジェクトの広告も
NFTニュース公開日 : 2022年01月17日 | [更新日] 2024年11月01日
2021年にロンドン市内の各所で掲載された仮想通貨広告は約4万件です。
ロンドン交通局(TFL)と多くの政治家が、仮想通貨広告の規制をするよう市長に働きかけています。
最近では、ロンドン市内を巡って仮想通貨の広告に遭遇しないことはありません。
市内の駅には、少なくとも13社から39,560もの仮想通貨広告が掲載されていて、世界中の都市の中でも最も多い数字です。
仮想通貨企業にとってはマーケティングの一環ですが、仮想通貨広告が頻繁に表示されると、金融被害や為替操作が広まるのではないかと心配されています。
イギリスでは仮想通貨マーケティングは規制されていません。
怪しいNFTプロジェクトの広告も掲載されている
ロンドンの地下鉄やバス停、さらにその車内には、規制されていないミームコインや検証されていないNFTプロジェクトの広告がいくつもあります。
ロンドン交通局(TFL)は規制されていない金融商品の広告を禁止するよう継続的に市長に要請しています。
サディク・カーン市長はギャンブル広告の全面禁止を約束したものの、その約束はいまだ果たされていません。
保守派の政治家たちは市長が公約を実行し、仮想通貨広告にも禁止を適用するよう求めています。
ASA(イギリス広告基準局)は、誤解を与えるような広告については禁止しているものの、これらの禁止措置は仮想通貨広告全体の抑止には繋がりませんでした。
ロンドン繁華街では仮想通貨広告が、もはや光のような速さで広がっています。
サッカーチームの胸スポンサーにも、仮想通貨関連の企業やトークンなどがこぞって参入しています。
2019年には、ロンドン周辺で仮想通貨広告を表示していたのはeToroだけでした。
広告と言っても、当時は5台のデジタルディスプレイと40枚のロングポスターを用意しただけです。
2020年でさえ、広告は1600件程度だったのです。
それが2021年になると爆発的に火が付き、最初の2ヶ月で約15000件、年末には倍以上に膨れ上がりました。
仮想通貨広告の全面禁止は業界にとっては良くないですが、潜在的な詐欺や不正からトレーダーを守るためにある程度の規制は必要でしょう。
参考:Cryptonewmedia ”London has a record 40,000 cryptocurrency adverts”
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。