PayPalが暗号通貨の新サービスを推進
NFTニュース公開日 : 2022年06月09日 | [更新日] 2024年12月01日
ユーザーはコインを他のウォレットや取引所に移動できるようになります。
PayPalの暗号チーフであるJose Fernandez da Ponte氏は、ユーザーが保有する暗号通貨をサードパーティのウォレットに移動できるようにする計画は2021年以降から進行中だと述べています。
PayPalの新サービス
PayPalはついに、暗号通貨保有者がデジタル資産を同社のプラットフォームから他のウォレットや取引所に転送できるようにしました。このサービスは、フィンテック大手の暗号売買・保有サービスが2020年10月に稼働して以来、最も多くの要望があった機能です。
規制されたカストディアル・プラットフォームからよりオープンなシステムへの移行です。分散型金融(DeFi)と非代替性トークン(NFT)に焦点を当てた新しい暗号ウォレットを展開している人気のトレーディングアプリ「Robinhood」など、暗号に参入する他の大手フィンテック・プレーヤーが追随しています。
PayPalのブロックチェーン、暗号通貨担当上級副社長のJose Fernandez da Ponte氏が、2021年のCoinDeskの仮想コンセンサスイベントにて、ユーザーが自分のコインをサードパーティのウォレットに移動させる計画が進行中だと述べていました。
da Ponte氏は、今週のインタビューで、「我々は間違いなくユーザーの需要に応えています。また我々は、決済と取引の会社であり、エコシステムにおける役割は、アクセスを増やすことだと考えています」とコメントしました。
ブログの投稿によると、ペイパルの暗号プラットフォームから外部ウォレットにビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)を移動する機能は、6月7日から一部の米国ユーザー(ハワイ以外)に利用できます。今後、数週間後にすべての米国ユーザーに公開されます。
PayPalが最初にデジタル資産への強気の移行を発表した際に、PayPalにインフラを提供するPaxosの戦略責任者であるWalter Hessert氏は、「ユーザーが暗号通貨を送受信できるようにすることで、PayPalは世界最大のブロックチェーンウォレットとなった」と発言しました。
また、彼は声明の中で、「このプラットフォームは デジタル資産とWeb3の記念碑的な一歩 である」と述べています。
PayPalは別世界へ
新しい転送機能によって、プラットフォームの利用が増える可能性について聞かれた際にda Ponte氏は、「需要の面での初期の反応は良い」と述べています。
また「ユーザーの絶対数が増えるのか、それともユーザーが採用サイクルを回し続けるのか、どちらか分からない」とも述べ、次のように付け加えました。「基本的な製品を導入した人たちは、さらに、もっといろいろなことをやりたいと考えています。ですから、外部からユーザーを連れてくるというよりは、我々のベースとなるユーザーを継続させることができます」。
昨年3月に技術力の高い暗号通貨保管会社「Curv」を買収しました。また、今年初めには米ドルに裏付けられたステーブルコイン「PayPalコイン」の開発を検討していることが明らかになりました。PayPalの舞台裏では、多くのことが進行しています。
「暗号通貨を取得するプラットフォームのユーザーが、NFTの購入であれ、ゲームなどのやり取りであれ、その後に多岐に使用できるようにしたいと考えています。ステーブルコインはその構成要素です。取引と支払い面の発展のために非常に重要です」とda Ponte氏は、述べました。
そもそもNFTってなに?という方は、「NFTとは?わかりやすく仕組みや特徴、作成・購入・販売方法を解説」で詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。
参考:PayPal Ups Crypto Push: Users Can Now Move Coins to Other Wallets and Exchanges
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。