ドナルド・トランプ氏のNFTトレーディングカード、起訴後1,700ドル近くまで高騰

NFTニュース

公開日 : 2023年04月02日 | [更新日] 2024年11月01日

ドナルド・トランプ氏のNFTトレーディングカードは、マンハッタン地方検事の操作で起訴されたのち、価格が高騰し最高値は1,700米ドルまで上りました。

Newsweekによると、トランプ氏が起訴された3月30日のトランプ氏のNFTトレーディングカードのフロア値は0.41ETH（約748米ドル）だったとのことです。

NFTの取引やマーケットプレイスに関するデータを指数化・準拠するサイト「NFT Price Floor」によると、4月1日の公開時点でのフロア値は1.9％刻みで0.5299ETH（967.38米ドル）となっています。

トランプ氏のNFTトレーディングカードの平均売却額は0.5737ETH、およそ1,000ドルで、過去24時間で1.45％上昇しました。同サイトによると、最高売却額は0.9298ETH（約1,700ドル相当）まで上り、同時期に10.16％の上昇を記録しています。

トランプ氏のNFTに関しては「ドナルド・トランプNFTコレクションの売上が好調！」もあわせてお読みください。

ニューヨーク大陪審は、2016年の選挙前に元AV女優のストーミー・ダニエルズに支払った口止め料に関して、数週間の証拠聴取を経たのち、木曜日にトランプ氏の基礎に踏み切りました。

元大統領が罪に問われるのは今回の起訴が初で、歴史的な事件となりました。トランプ氏は、以前からこの操作を「マンハッタン検事アルビン・ブラッグ氏による政治的魔女狩り」と呼んできました。CNNの報道によると、トランプ氏は起訴状で30以上の罪に問われているとのことです。

トランプ氏の選挙キャンペーンは金曜日、起訴のニュースを受けて24時間以内に400万ドル以上の寄付を集めたと発表しました。同陣営は25％以上が初めての寄付者で、平均寄付額は34ドルだったとし、「米国民がトランプ大統領の起訴をソロスが資金提供した検察官による司法制度の不当な行使だとみている」と表明しました。

検察庁の関係者は、4月4日までに法廷に立つ予定のトランプ氏に対し金曜日に自首することを望んでいましたが、トランプ氏の弁護士は「シークレットサービスが彼の護衛を計画するために追加の時間が必要である」と主張しました。しかし、トランプ氏の弁護士であるジョー・タコピナ氏は以前、Insiderに対し「トランプ氏は火曜日にマンハッタン検察庁に自首する可能性が高い」と語っていました。

ワシントンポスト紙によると、2024年の再選を目指すトランプ氏は、起訴までの数日間、起訴は数週間先になると確信していました。しかし、木曜日に起訴が決まり、トランプ氏やスタッフたちは驚きの表情を見せたとのことです。トランプ氏は起訴前の数日間、「黄金の手錠」のジョークをいう余裕を見せていましたが、起訴発表後は委縮しイライラした様子だったそうです。

水曜日の朝、トランプ氏はTruth Socialに、約24時間後に起訴を決議する大陪審に「尊敬している」と投稿しました。その後、トランプ氏は一転して「凶悪犯と急進左翼の怪物」によって起訴されたとし、米国は「A NATION IN SERIOUS DECLINE（由々しき国家衰退の事態）」になっている、と付け加えました。

参考：Donald Trump’s NFT trading cards jumped in value to almost $1,700 after Manhattan indictment