NFTクリエイターへのロイヤリティ総額が18億ドルを超える
NFTニュース公開日 : 2022年10月23日 | [更新日] 2024年11月01日
暗号調査会社「Galaxy Digital」が21日に発表したレポートによると、これまでイーサリアムベースのNFTクリエイターに支払われたロイヤリティが18億ドルを超えたとのことです。
シェアの約3割を上位10社が占める
報告書は、NFTクリエイターの上位10社がロイヤリティ支払い市場全体の27%のシェアを占めていると報告しています。
特にBored Ape Yacht Clubコレクションの制作者であるYuga Labsは、これまでに1億4700万ドル以上の支払いを受けており、ロイヤリティを最も多く得ているとのことです。
報告書に引用されているDune Analyticsのデータによると、フィジカルグッズでも高いシェアを誇るNikeは、NFTにも積極的に参入しており、連結NFTロイヤリティで9160万ドルを稼いでいます。
その他にも、NFTをビジネスモデルにうまく組み込んだGucci、Adidas、Nickelodeon、McLarenなどの現実世界のブランドも、NFTロイヤリティで収益を上げています。
しかし、その数はArt Blocks、The Sandbox、Doodles、World of WomenなどのWeb3出身のトップ企業のクリエイターロイヤルティと比較すると、まだまだ少ないようです。
ロイヤリティ分配についてはまだ議論がある
プラットフォームやクリエイターの再販ロイヤリティの分配率は、現在進行中の議論であり、クリエイターがロイヤリティの配分を自分で選べるようにする動きも出てきています。
報告書はロイヤリティの分配について「NFTロイヤリティは、NFT分野自体の歴史と比較すると比較的新しい現象です」とまだまだ議論が深まる余地があることを示唆しています。
報告書はさらに「ナイキ、グッチ、アディダスなどの大手ブランドも、ロイヤリティが守られなくなれば、何千万ドルもの潜在的な収益を失うことになります。」と、この問題の重要性を強調しています。
参考:Over $1.8B in Royalties Have Been Paid Out to Ethereum-Based NFT Creators: Galaxy Digital
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。