OpenSeaのNFT取引量が5月比で99%の減少を記録
NFTニュース公開日 : 2022年08月31日 | [更新日] 2024年11月01日
DappRadarがまとめたデータによると、5月1日、OpenSeaは過去最高の27億ドルのNFT取引高を記録しましたが、7月28日の取引高はわずか934万ドル相当に留まり、99%以上の減少を見せています。
暗号市場全体の不況
OpenSeaの取引量下落は、暗号資産の価格下落と一致しています。
最も人気のある暗号資産である「ビットコイン」は、年初から57%近く下落し、20,276ドルに、時価総額で2番目に人気のある暗号通貨「イーサリアム」は、同期間に約59%下落し、1,528ドルになりました。
暗号資産の価格下落は、OpenSeaの取引高だけではなく、取引されるNFTのフロア価格にも影響を与えています。
CoinGeckoによると、最も人気のあるNFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」のフロア価格は、4月30日の最高値153.7ETHから8月29日時点で53%下落し72.4ETHに、もう一つの人気NFTコレクション、CryptoPunksも同様に7月のピークから下落傾向が続いています。
OpenSea運営に不安の色はなし
OpenSeaの運営サイドは、今回の暗号不況について特段の不安感などはないようです。
OpenSeaの広報担当は「我々は、(暗号技術で)将来的に何が可能かを見ており、長期的なゲームをプレイしているので、短期的なボラティリティをそれほど気にしていない」と述べています。
広報担当は続けて「我々は暗号のコミュニティとユースケースが進化し、技術がより洗練され、クリエイターが彼らのプロジェクトに多くの有用性を構築する方法を見つけ出すことを期待しています」と、暗号の金融的な盛り上がりよりも、技術的な進歩と将来性に焦点を当てていることを強調しました。
参考:Trading volume on top NFT marketplace OpenSea down 99% since May
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。