暗号市場は米国金利の低下でまた跳ね返る
NFTニュース公開日 : 2023年01月01日 | [更新日] 2024年11月01日
金融に精通し、デジタルアーティストとしても活躍するOvie Faruq氏は、暗号通貨はナスダックと相関していると述べています。
暗号不況は金利引き上げと連動
英国の総合金融機関バークレイズの元クレジットデリバティブトレーダーであり、デジタルアーティスト「OSF」としても知られるOvie Faruq氏は、NFTが冬の時代から立ち直る一つのトリガーとして、連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き下げを挙げています。
同氏によれば「NFTは、ハイブリッド資産ではあるが、それは暗号に相関しており、それはナスダックに相関しており、そして更にそれはグローバルな金融市場に相関している」とのことです。
ブロックチェーンデータトラッカーのCryptoSlamによると、世界のNFTの売上高は2022年1月の50億ドルのピークから11月には89%減少しています。
NFTの売上が急落したのは、史上最高のインフレに直面したFRBが金利を引き上げたことと、「観光マネー」が市場から急速に流出したことが影響しており、そこには相関性が認められるとファルック氏は言います。
NFTの有用性は高まっている
Faruq氏は「人々のデジタル移行が拡大しNFTの有用性が高まっていく一般的なトレンドの変化は、さらにエスカレートし、私たちの生活の一部となっていくでしょう」と、NFTには普遍的な価値があることを強調しています。
さらに彼は「今年も多くのNFT作品が生み出されるでしょう、そしてその作品を集めることは、将来的に多くの価値を持つ可能性があるものになるでしょう」とNFTを買うことに価値があると述べています。
FRBの金利引き上げは、2023年の中盤をピークに以降は再び引き下げが行われることが予想されています。
そのタイミングで、暗号市場も息を吹き返すのか、2023年は暗号復活の年になることを期待しましょう。
参考:NFT Market Will Bounce Back With Lower Interest Rates, Digital Artist Says
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NFT Now編集担当者です。誰でも簡単にNFTが売れる・買えるようにするために、どこよりもわかりやすい情報発信をしています。