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美術品(アート)投資は資産になる?やり方やメリット、注意点を解説

NFTの将来性

公開日 : 2021年12月29日 | [更新日]

今、美術品(アート)を鑑賞用ではなく、投資目的で購入する方が増えています。なぜなら、美術品は株式に比べてインフレに強く、資産的な価値が継続しやすいためです。大量生産できないという希少性も加わり、価値が高まりやすい傾向にあります。

しかし、投資は投資です。中には失敗例を聞いて恐ろしくなってしまい、手を出せていない方も少なくありません。

今回は美術品(アート)投資のやり方や注意点、よくある失敗例を紹介します。

この記事の概要
  • 美術品(アート)投資は少額から始められる
  • 美術品(アート)投資はインフレに強い
  • NFTの美術品(アート)投資なら自宅から気軽にできる
  • 美術品(アート)投資は高いリターンが見込める

美術品(アート)投資とは

美術品(アート)投資とは

美術(アート)投資とは、文字どおり美術品を購入し、購入金額よりも高値で転売して、利益を得る投資方法です。

サザビースなど世界的に有名なオークションでは、モジリアーニやピカソなど、世界的に有名な画家の絵が100億円以上の値段で落札されるケースも珍しくありません。

有名アーティストの作品は、個人が鑑賞目的でコレクションをしたり美術館が広く一般的に公開するために落札されますが、「投資品」として購入されるケースもあります。

たとえ100億円で購入しても、110億円で売却できれば10億円の利益です。

一例として、日本の浮世絵は現在、1枚あたり800万円前後で売買されていますが、江戸時代は新聞紙のように緩衝材に使われるほど安価なでした。

絵画は需要が高まるほど値段が上がりやすいです。目利きの才があれば1枚の絵画で多額の利益を上げることができるでしょう。

美術品(アート)が投資対象になる3つの理由

美術品(アート)が投資対象になる3つの理由

鑑賞する以外にも目的が持てれば、美術品(アート)に触れる機会も増えそうです。それでは、美術品(アート)が投資対象になる理由には、どういったものがあるのでしょうか。

美術品(アート)に投資する主な理由は以下の3つです。

  • 資産性や希少性が高い
  • インフレのリスク対策になる
  • 他の投資に比べ高いリターンが見込める
それぞれについて詳しく解説します。

資産性や希少性が高い

多くの美術品は大量生産が難しく、1人の作家が描いた作品は世界に数十〜数百個しかありません。そのため希少性が高く、資産価値を持ちます。

たとえば、美術品が古いほど高値で取引されるのは希少性が高いためです。時代をさかのぼるほど、現存している美術品は少なくなります。なかでも、保存状態がいいものや未発表作品が高値になる傾向があるのは、希少性によるものです。

昨今ではブロックチェーン技術の発展により、デジタル上のアート(NFT)も資産価値が高くなってきているようです。同じコレクションでも、レアリティが高いものは高値で取引されています。

インフレのリスク対策になる

物の値段が上がり続けるインフレ状態に陥った地域では、需要が供給を上回る状態が続きます。言い換えればお金の価値が下がる状態が持続的に続くことを指すため、株価なども価値が下がっていくケースが多いようです。

しかし、美術品は実物資産で希少性が高いため株価変動の影響を受けにくく、インフレに強いと言われています。歴史的に見ても、大戦中の富裕層は資産を担保するため、美術品を購入していました。そのため、美術品投資はインフレのリスク対策につながるのです。

他の投資に比べ高いリターンが見込める

美術品投資は数万円程度から手軽に始められます。作品によっては、数年のうちに価格が何十倍にもなるケースも珍しくありません。

たとえば、現在高額で作品が取引されていることで有名なアーティストの一人に、バンクシーが挙げられます。

2001年当初、25.5×20.2cmの小さなアートがわずか2万円で販売されていましたが、同じ作品が2019年には約4,500万円で落札されており、たったの20年で2,000倍にも値上がりしたのです。

このようなケースは珍しくなく、アートの世界ではよくあることと言われています。

美術品(アート)投資のメリット

美術品(アート)投資のメリット

美術品(アート)投資は他の投資に比べてどのようなメリットがあるのでしょうか?

ここでは、美術品(アート)投資の下記3つのメリットを紹介します。

  • 価値下落リスクが低い
  • アートとして楽しめる
  • 減価償却による節税効果がある

価値下落リスクが低い

美術品(アート)は一部を除き同じものは二つとありません。また、古い時代の美術品は作られた当時は安価であっても、時間が経つにつれて価値が上がっていきやすく、下がることは少ないでしょう。

ピカソ・ゴッホ・モネなどに代表される著名な美術家の作品も同様です。需要が高くなることはあっても皆無になることはないため、価値下落のリスクは低いでしょう。

ローリスクでありながら場合によってはハイリターンを望める投資方法です。

アートとして楽しめる

絵画をはじめとする美術品(アート)は所蔵するだけでなく、鑑賞して楽しめます。また、美術館や博物館に貸し出すことで収入を得ることが可能です。

有価証券や土地などは所蔵しておく以外できることはありませんが、美術品は上記のような楽しみ方ができます。

減価償却による節税効果がある

通常の投資では節税効果がありません。むしろ通常の株式投資には、所得税15%と住民税5%が科せられます。

しかし、一定の条件を満たした美術品への投資であれば、減価償却で計上可能です。2015年1月1日以後に取得した美術品のうち、1点100万円未満の場合は減価償却できます。

対象となる美術品は以下のとおりです。

  • 作品:1点100万円未満であること(時間の経過により価値が減少しないものを除く)
  • 対象者:事業主・個人事業主・法人
  • 目的:事業のために使うこと

美術品をオフィスに飾るなど、事業のために使うと節税効果が得られます。1点100万円未満という条件が付いていますが、100万円以上の作品でも時間の経過により価値が減少すると証明できるものは、減価償却として計上できるようです。

美術品(アート)投資のデメリット

美術品(アート)投資のデメリット

美術(アート)投資はデメリットもあります。以下に、3つのデメリットを詳しく解説します。

  • 即金性がない
  • 気軽に開始できない
  • 維持費や手数料がかかる

デメリットにも目を向けることで、自分に美術品投資が向いているかどうかが分かるでしょう。

即金性がない

美術品は転売するのに時間がかかります。株式投資の場合は、売買は毎日行うことができ、しかも売却すればすぐに口座へお金が振り込まれます。しかし、美術品はまず買い手を見つけるまでに手間がかかるでしょう。

美術の教科書に載るような世界的に有名な画家や陶芸家の作品ならば、即買い手がつくこともありますが、買い手がすぐにつく例はごく一部です。

仲介業者をはさみ、何度も商談を重ね、実際に売却されるまでに半年ほどかかることも珍しくないでしょう。

気軽に開始できない

美術品(アート)投資を始めるには、資金と知識が必要です。美術品の世界に贋作はつきものであり、偽物を高い金額で掴まされることも珍しくありません。

参考記事:国立西洋美術館も騙された贋作事件

美術品で投資を始めるには美術品に関する豊富な知識が必須です。

また、誰もが知っている高名な画家や陶芸家の作品で、本物と鑑定されているものは「億」を超える値段がつくこともあり、資産家でないと「値上がりが期待できる」美術品の購入は難しいでしょう。

このほか、画商や美術商との繋がりも必要です。

維持費や手数料がかかる

美術品は適した温度・湿度で保管しなければ劣化していきます。いくら世界的に有名な絵画でも保管方法が悪くカビが生えたり色あせたりすれば、価値は一気に下落するでしょう。

また、有名な絵画や彫刻は盗難も心配です。美術館や博物館のようなところで保管しなければ投資品としての価値を保つことができないのです。

保管費用は月々数万~数十万円かかることもあるでしょう。また、絵画を売却する場合は間に入ってくれた業者へ手数料が必要です。

そのため、転売して利益を得ても諸経費を除けば純利益はごく僅かだったということもあるでしょう。

NFT美術品(アート)投資のやり方

NFT美術品(アート)投資のやり方

美術品(アート)への投資に興味があっても、実物を見に行く時間がない人も少なくありません。そのような人には、デジタル上の美術品(アート)であるNFTがおすすめです。

投資のやり方は以下の3ステップです。

  1. 暗号資産とウォレットを作成
  2. マーケットプレイスの選定
  3. NFT美術品(アート)の購入

NFTの美術品なら自宅からでも簡単に購入できます。やり方を把握しておきましょう。

暗号資産とウォレットを作成

NFTのほとんどは、仮想通貨で取引されています。暗号資産で取引するためには、ウォレットを用意しなければいけません。

ウォレットとは、いわば暗号資産専用の銀行口座のようなものです。通常の銀行と同じく、口座番号(ウォレットアドレス)や暗証番号(秘密鍵)で自分の資産を管理できます。

有名なものとして、Metamask(メタマスク)やPhantom Wallet(ファントムウォレット)が挙げられます。

また、暗号資産の購入ならコインチェックがおすすめです。シンプルなデザインで初心者でも使いやすいため、おすすめの暗号資産取引所です。

マーケットプレイスの選定

次に、NFTを取引するためのマーケットプレイスを選定しましょう。有名なものとしては、世界最大のマーケットプレイスOpenSeaが挙げられます。しかし、対応言語は英語のみです。

そのため、初心者は国内のマーケットプレイスから始めるのがおすすめです。国内の大手では、下記のようなNFTマーケットプレイスがあります。

日本と近隣諸国でおよそ1億7,600万人が利用しているチャットアプリのLINEからも、マーケットプレイスが登場しています。まずは、自分にとって使いやすそうなマーケットプレイスを選択してください。

NFT美術品(アート)の購入

ウォレットとマーケットプレイス、仮想通貨の用意ができたら、あとはNFT美術品を購入するだけです。気に入った作品が見つかったら、仮想通貨で決済します。

ただし、仮想通貨がイーサリアムの場合、高い取引手数料(ガス代)がかかるため、注意が必要です。たとえば、1,000円のNFTを買うために1,500円の取引手数料がかかるケースもよくあります。

そのため、上記のケースだと、ウォレットには2,500円入っていなければならないのです。

NFTを購入する際は、必ず仮想通貨を多めに用意しておきましょう。その他注意点や、詳しい購入方法は「NFTのやり方!購入から出品手順まで徹底解説【初心者必見】」をご覧ください。

美術品(アート)投資にNFTがおすすめな理由

美術品(アート)投資にNFTがおすすめな理由

NFTとは、「Non-Fungible Token」の頭文字です。日本語に訳すると「非代替性トークン」となります。

今、デジタルで作成した絵画や音楽、映像作品にNFTを付与し「NFTアート」として売買することが新しい投資法として注目を集めています。

では、「NFTアート」投資がなぜ注目を集めているのか、現実の美術品投資との違いと共に解説しましょう。

NFTについて最新情報が知りたい方は、下記記事もお読みください。

関連記事:【イラスト】NFTとは?特徴3選や歴史、始め方をわかりやすく解説

小額から始められる

NFT市場は急成長中ですが、実物の美術品と比べてまだまだ知られていません。そのため、安価で取引されている作品が豊富にあります。

コレクションによっては、無料(フリーミント)で配布されているものもあります。当初無料で販売されていたNFTコレクション「goblintown」の最低価格は直後に2ETH(約44万円)まで上がり、2週間後には7ETH(約150万円)にまで暴騰しました。

スマホがあればどこでも購入できる便利さと安価で始められる手軽さから、近年始める方が増えているようです。将来性もあり、投資するにはもってこいの領域といえます。

即金性がある

NFTは非中央集権的なブロックチェーン上に記録されるので、所有権の証明などを第三者に依頼する必要がありません。

たとえば、一般的な美術品は専門的な知識をもつ鑑定人が時間をかけて鑑定して、ようやく真贋がはっきりすることもあります。

しかし、NFTアートはブロックチェーンの記録を見れば、所有権がすぐに判るので信頼性があります。そのため、取り引きもスムーズで数秒~数分で済むこともあるでしょう。

スピーディーな取り引きができれば株のように一瞬で高額を稼ぐことも可能です。

ジャンルが幅広い

NFTアートはとても幅が広く、絵画・音楽・映像・ゲームキャラクターなどがあります。

そのため、思わぬところから人気に火が付いて高値で取り引きされるような品物が出現しやすいのです。

たとえば、最も有名なNFTアートであるBeeple(ビープル)の「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」は、75億円で落札されました。

参考記事:Beepleとは?NFTアーティストのBeepleを紹介。プロフィール、売買実績、作品、購入できる場所を解説

NFTアートはまだ始まったばかりのジャンルのため、これからも一瞬で世界中の人々の注目を集め、高値取引がされるアートが出現することもあるでしょう。

また、自分の詳しい分野のアートをNFT化して取り引きを始めることも可能です。

美術品(アート)投資を失敗する理由と注意点

美術品(アート)投資を失敗する理由と注意点

投資の世界では得をする場合もあれば、損をする場合もあります。いくらリスクが低い美術品(アート)投資と言えど、失敗するケースもあるでしょう。

美術品(アート)投資をする際の注意点は、主に3つです。

  • 短期で成果を見ない
  • 知識を蓄える
  • トレンドを追い、売却の判断をする

ひとつずつ確認してみましょう。

短期で成果をみている

美術品(アート)投資は長期で見るのが理想です。この場合の長期とは、1〜2年の話ではなく、10年単位の期間を指します。なぜなら、一時的に価格が下がるケースはあっても、長期的に見ると上がっている事例もあるためです。

1000万円で購入した作品が、すぐに1億円になるようなケースは非常にまれです。長期的な計画を立て、市場と向き合い続ける覚悟が必要と言えるでしょう。

知識が足りない

美術品やトレンド、投資の知識が足りないと、美術品(アート)投資の失敗につながります。美術品(アート)の投資は購入するときから始まりますが、売れる作品の見極めは簡単ではありません。

加えて市場のトレンドを追ったり、投資の基本的な知識が足りなかったりすると、成功の確率が低くなってしまいます。そのため、美術品を購入した後も勉強を怠らない心構えが大切です。いつが売りどきなのか、見極められるだけの知識を身につけましょう。

売却の判断を間違える

売却の判断を間違えることも、よくある失敗例の一つです。先述した知識不足にもつながる話ですが、市場を追えていないといいタイミングで作品を売れません。

最近ではSNSから美術品のトレンドが生まれやすくなっているため、情報を欠かさずゲットする努力が必要となります。自分が持っている美術品が注目されているのか、価格が上がっているのか、常に目を光らせておきましょう。

美術品(アート)投資の展望

美術品(アート)投資の展望

日本のアートの市場規模は世界で1%未満です。加えて、世界的なアーティストを影響力のある順で紹介している2020年の「Power 200」で、トップ100にランクインしている日本人はたったの3人(草間彌生/オノ・ヨーコ/杉本博司)でした。

世界的に美術品(アート)の購入場所が少ないなどの差も、発展を妨げる要因です。とはいえ、富裕層だけで見ると、100万ドル以上の資産を持つ日本人の割合は世界第3位にランクインしています。

これらの状況を加味しても、日本のアート市場はまだまだ伸びしろがあると言えるでしょう。

まとめ:初めての美術品(アート)投資にはNFTがおすすめ

美術品(アート)は、投資にも最適です。インフレのリスクに強く、事業に使えば減税できます。大量生産できないことから、希少性もバツグンです。

どのような美術品(アート)も、最初は安価で取引されていました。今は価格が低くても、将来的に高価になる作品が世の中にはたくさんあります。鑑賞もできて、さらに投資にもなるため、昔から資産の担保としても購入されてきました。

現在はブロックチェーン技術の進歩により、デジタル上で美術品(アート)をNFTとして取引できる時代です。NFTであれば、自宅からでも簡単に投資を始められます。

詳しくは「NFTとは?わかりやすく仕組みや特徴、作成・購入・販売方法を解説」をご覧ください。

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